にぽぽのお散歩日記

お散歩中の景色、美味しいもの、お気に入りのものを気のむくままに綴っています。

Top Page › Archive - 2010年08月
2010-08-24 (Tue)

神田川 江戸っ子自慢の上水道 その1

神田川 江戸っ子自慢の上水道 その1

ども にぽぽ です=*^-^*=8月も下旬に入りましたが、まだまだ暑うございますね。お江戸街歩きが趣味だからといって、このクソ暑い中に外を歩き回っているというのもどうなんだろうね、しかし。少しでも涼しげなところと考えて、今回はお江戸の水源“神田上水”を歩くことに決定~(^▽^!          (2010年6月10日の日記⇒ 吉祥寺 平日の昼下がり より写真転用)神田上水のことを書き始めたら、いろいろと興味深くて...

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ども にぽぽ です=*^-^*=




8月も下旬に入りましたが、まだまだ暑うございますね。
お江戸街歩きが趣味だからといって、このクソ暑い中に外を歩き回っているというのもどうなんだろうね、しかし。

少しでも涼しげなところと考えて、今回はお江戸の水源“神田上水”を歩くことに決定~(^▽^!

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(2010年6月10日の日記⇒ 吉祥寺 平日の昼下がり より写真転用)


神田上水のことを書き始めたら、いろいろと興味深くて、オタク度高めの日記になってしまいました。
文字多いし、すいません。



神田上水は、井の頭池を水源とする神田川を改修して作られた上水で、天正18(1590)年、徳川家康の命で大久保藤五郎がその原型を作り、寛永6(1629)年に完成しました。

神田上水
(地図はクリックすると別窓で拡大されると思います。)

井の頭公園から三鷹台駅方向に下り、永福のあたりで途中補助水源として善福寺川、さらに妙正寺川を併せながら護国寺方向へ上がっていきます。
江戸川橋の辺りにあった大洗堰で分水し、水戸藩邸(後楽園)内を経て、神田川を掛樋で渡り、神田・日本橋方面に給水しました。



さて、やってきたのは、有楽町線の江戸川橋駅ちかくの神田川に架かる江戸橋です。

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今いるのは文京区関口・・・なんでここが“江戸川橋”なのか、実は昔から疑問だったのです。


“江戸川”というのは、東京と千葉の境界を流れる利根川水系の一級河川で、この川に沿っているあたりが東京都江戸川区ですが、江戸川橋の“江戸川”は、江戸時代にこの付近を流れる神田川を“江戸川”と呼んでいたことの名残なのです。
同時にこの沿岸付近の地域名も“江戸川”だったらしい!
やたらと江戸だらけの文章になってしまった(^^;



江戸川が上流区間と下流区間の名称である“神田川”に統一されたのは昭和45(1970)年8月、同時に文京区内でも住居表示が実施され、沿岸の町名から江戸川を含むものが消えたのだそうです。



     sekibashouan35[1]
歌川広重“名所江戸百景 関口上水端”

江戸時代のこの辺りは、春には桜、夏にはホタルの乱舞が人気で、大勢の庶民が憩う名所だったそうですが、今も川沿いにはソメイヨシノが植えられてその面影を残す江戸川公園として整備されています。

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神田川の上流に向かい1kmちょっと歩きますと、創建の年代は明らかではないそうですが、神田上水の守護神として祀られる水神社(すいじんじゃ)があります。

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享保17(1732)年に刊行された江戸の地誌『江戸砂子』には「上水明けてより関口の水門の守護神なり」とあります。



参道の入口には、三猿(見ざる・言わざる・聞かざる)が掘られた庚申塔が置かれています。

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庚申塔(庚申塚)とは、中国より伝来した道教に由来する庚申信仰に基づいて建てられた石塔のことで、江戸時代初期(寛永期以降)から広く建立が行われるようになったそうです。
申は干支で猿に例えられるので、三猿を掘ったものが多いそうですが、次第に文字だけになっていったようです。
ということは、ここの庚申塔はかなり古いものなのかもしれませんね。


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水神社は鳥居の上にある巨大なイチョウに覆われています。
圧倒されるような、まさに鎮守の杜。



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水神社の脇の“胸突坂”を挟み、芭蕉庵が建っています。

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松尾芭蕉は延宝5(1677)年から8(1680)年まで、神田川の改修工事に従事した際に、この辺りに住あった“龍隠庵(りゅうげんあん)という家に住んだといわれています。俳人として認められる前のことです。



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“龍隠庵”はいつしか“関口芭蕉庵”と呼ばれるようになり、火災や戦火で焼失したものを新たに建造したのが、現在の“関口芭蕉庵”です。



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残されている敷地は広く有りませんが、濃密な緑の中に水の流れがあり、様々な樹木に埋め尽くされています。

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すらすらっと一句、浮かびそうな気がします。

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静けさや~ 岩に染み入る・・・・こ、これは芭蕉さんの句じゃないか!



すらすらっと一句。

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古池や~?

ふ、古池や~ かわず飛び込む・・・これも芭蕉さんの句じゃろーっ!

一句・・・うーーーん・・・う う うーーーーんっ(-”-;
(フンばっている訳ではありません)



結局整わず、芭蕉庵を後にして、神田川の流れに沿って歩いていくことにします。

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芭蕉庵の隣は、椿山荘。

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ハタハタしていたお蕎麦の幟につられて、冠木門を入ります。

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庭園内に作られた蕎麦処“無茶庵”は木々に囲まれた隠れ家のような木造の一軒屋で、風情があります。

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すらすらっと一句、浮かびそうな・・・・食欲盛り上がりMAXで発句できるかーっ!(←一人つっこみ)



ホテルのお蕎麦屋という感じで、蕎麦を極めている!ということよりも、シャレたメニュー構成を楽しむのがよろしいです。
いつもなら、せいろをオーダするのですが、ここは季節のお蕎麦、鱧を使った冷やかけをオーダしました。

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出汁は澄んで、鱧にあわせて関西系の演出ですね。
綺麗なお蕎麦です♪

関西系といいながら、鰹の風味は江戸っ子好みにガッツリ引き立っています。
冷やだから強めに出汁をとってるのかも。
ピンと角の立ったお蕎麦はコシがあるというより、アルデンテって感じがしますが(^^;

骨切りした鱧、ショキショキした食感でうまっ!
もっと入れて欲しい(笑)



さて、お蕎麦で一息ついたところで、江戸川公園の来た道を戻るように進んでいきます。

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遊歩道の脇に小さい水路が作られています。

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この水路の水源は、この辺り関口台地からの湧き水です。

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東京には、こんな風に水が沸いている場所がいくつかあります。



大洗堰
江戸名所図会より、目白下大洗堰


この辺りには堰が設けられ、上水に使う水を上水路に分水し、あまった水を絵のように神田川に流していました。

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堰の取水口に上水の流水量を調節するため“角落(かくおとし)”と呼ばれた板をはめこむための石柱がもうけら得たそうです。
その石柱を使って作った堰のミニチュアが置かれていました。



お散歩はさらに神田川下流域に向かいます。

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江戸川橋近くの神田川に平行している巻石通りが、往時の上水路だそうです。

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目指すは2km先にある小石川後楽園!




今日も最後まで読んでくれて、どうもありがとう~~~ヾ(^∇^)
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No title * by ☆青☆
神田川と聞くとあの曲が流れてくるキーワード女の私ですが、いろんな神田川の姿があるものですねー。
なんか過去と現代の時間の散歩もできますね。
ホント、緑が多くて涼しげ!
でも、やっぱ暑いでしょー、写真の明るさがお日さまのカンカンぶりを語っています。

No title * by タヌ子
にぽぽさんのお散歩日記にはいつも感心してしまいます。
これだけ調べるのは大変でしょう。
どうやってこんな情報を入手しているのか、相当の読書量なんでしょうね。
お仕事も忙しいのに、多くのコメントにもお返事してるし、にぽぽさんの時間の使い方のうまさを見習いたい。
お江戸の名残が残る東京の一角をまたまた疑似散歩できて楽しかったです。
いくら緑があって涼しげとは言え、4キロぐらい歩くことになるんですよね?
残りの2キロはお蕎麦+鱧パワーで乗り切れたかな。
春は桜、夏は蛍、秋は紅葉、江戸の暮らしは風情がありましたね。
アスファルトは勿論、車やエアコンの室外機がなかったから、夏もそれほど暑くなかっただろうし…
昔の生活に戻れないところが悲しい。
人間って便利さを追求するあまり、暮らしにくい環境を作り上げちゃって、j自分で自分の首を絞めてる感じ。
もうこれ以上便利にすることないのにね(って年寄りの考え?)。

神田上水 * by 茶々
「神田上水は日本最古の都市水道です」
とありますが、ものすごい規模の工事だったんでしょうね。
芭蕉が改修工事に従事していたというのもなんかオドロキです。


No title * by でべそぴよこ
川の変遷も調べると面白いですね^^
写真だけみてると、都心を思わせるのは、ビルくらい。。。

暑くて、お散歩はお休み中です。。。
散歩したとしても、近所の川っペリですが。

芭蕉庵にも椿山荘にも、東京にいながら、いったことがありませんでした。
ここ、真面目にいってみたいです^^

紋切遊びは、ネットでもかえます。
わたしは、江戸東京たてもの園の売店で。
けど、、アイヌのほうが、複雑で、難しい(*^^)v
http://www007.upp.so-net.ne.jp/xpl/

No title * by みゆきママちゃん
そこって本当に東京?
青森の田舎風景より綺麗で静寂
芭蕉
きょうも、にぽぽちゃんの散歩で世間を知ったわ~(*^^*ゞ

No title * by hisami
冷たいお蕎麦が美味しそう~~~
今日もあっつい!

No title * by みぃや
おかげさまで目的に少し涼しくなりましたー
あぁ、やっとわたしのデスクも涼しくなってきた、
わたしの座ってる場所、冷房あんまり効かないので
日が回るまであちくてタイヘンなんだよー

キュウリとハモの乗ったおそばも夏らしくていいねー


No title * by koo
ほほー( ̄∧ ̄)(_ _)
これが噂に聞いてた(?)
神田川ねぇー♪
周辺とっても整備されててキレイねぇ
いいカンジ☆
ワタシこんな情緒のある道ダイスキ (*´∇`*)
川の周りって風があって涼しいしぃ♪

No title * by berry-berry
にぽたん、こんにちは♪ **ヽ▼o・ェ・o▼ノ** ♪

猛暑が続く中、元気にお散歩してますね…。
神田川に架かる江戸橋に疑問を持っていたコトから
こんなにも奥深い事実を調べ上げたんですねェ。 (・0・。) ほほーっ!!
“神田川”の歌が歌われた時は
まだ神田川になって、そんなに経ってなっかったんだ…。
あの松尾芭蕉も改修工事にかかわっていたとはねェ。 Σ(・ω・ノ)ノ!
にぽたんのスラスラ一句のところは、笑えました~♪

こんな風情のある佇まいの中で
はっ、鱧の冷やかけ蕎麦ですか?
目がくらみましたょ。
きゅうりが入っているところが、涼しげですね。
みょうがが、よく合いそうです。  v-286v-380

こんばんは~♪ * by イチゴッチ
にぽぽちゃん、暑い中お疲れ様でしたね。
博学多才なにぽぽちゃんに、いつも感心しています。
なんだか東京とは思えないですねぇ。
にぽぽちゃんと一緒に自然の中をお散歩させて頂きました。
どうもありがとうございます。
出来ればお蕎麦も一緒に頂きたいなぁ。。。^^