にぽぽのお散歩日記

お散歩中の景色、美味しいもの、お気に入りのものを気のむくままに綴っています。

Top Page › お江戸うんちく › 別れのキス、それはネギの味
2012-03-25 (Sun)  09:00

別れのキス、それはネギの味

ども にぽぽ です=*^-^*=



本日は旧暦だと3月4日です。


3月の行事といえば、上巳の節句(雛祭り)

今年は寒いけど、例年なら今頃は梅の花も咲きそろい、そろそろ桜も・・・なんていう感じ。
旧暦だと、そんな時期が雛祭りなのですね(^^



3月4日には、お雛様に“あるもの”を供え、それを食べてからお雛様を仕舞うという習慣がありました。

201203アサツキなます

何かといえば、“お蕎麦”と“浅葱鱠(あさつきなます)”です。


お蕎麦は“節句蕎麦”という呼ばれ方をしたらしいです。
ちょうど大宰府に行った友人から“梅蕎麦”が送られてきたので、ほんのりピンクの季節感ぴったりのお蕎麦をいただくことができました(^^

もうひとつの“浅葱鱠”は、浅葱とアサリやハマグリなどの貝のむき身を茹でて、酢味噌で和えたものです。
アサリのむき身がなかったので、今回は青柳を使いましたけど(^^;

“潮干狩り”の時期でもあるので、お江戸の住民は品川の辺りで獲って来たアサリやハマグリを使ったのかもしれません。




さて、お江戸の頃にはこの日にもうひとつ、“出替わり”という行事がありました。


お江戸の頃のお仕事には、いろいろな形態があったのですが、武家奉公と下男・下女のような召使奉公は1年~半年の期限付きである“出替わり奉公”という形態がとられていました。



武家奉公とは、“若党”“中間”“草履取り”というような武士の中でも下級身分のもの。

武士は知行地と地位に相応した家臣と奉公人を抱える必要があったのですが、太平の世が続き、武士が城下に居住して消費生活を営むようになると、武家の経済生活も合理性が求められ、下級奉公は譜代(召抱え)から有期のものになっていったそうです。

当初、江戸幕府は武家における出替わり奉公を禁止していましたが、時代の変化により承応2(1653)年に出替わり奉公の制が設けられ、その期日は3月5日から3月4日までと決められたのでした。


なんだか、派遣社員が多くなっている現代の状況と似ていますね。



3月4日に出される“浅葱膾”は、奉公先での最後の食事でもあったのです。



奉公先で始まった恋も、この日で終わり。

「なみだあめ あさつきくさい 口を吸い」

なんていう川柳も残っています。
ネギの臭いはなかなか無くならないですからねぇ・・・別れのキスは、浅葱膾を食べる前にしておくべきかと(笑)


奉公人同士の淡い恋であれば、ノープロブレムでありますが、女性奉公人と旦那や若旦那だったらば・・・

「ああつきの なますしんぜて 首を抜き」
(雛人形の首を抜いて仕舞うのと、奉公人を首にするのをかけている訳です)

とばかりに、「あさつきなますでたたき出す!」事になる訳です。




3月は、出会いと別れの季節、今も昔も変わらないようですね。
今日も最後まで読んでくれて、どうもありがとう~~~ヾ(^∇^)
にほんブログ村 地域生活(街) 東京ブログ 東京都情報へ
にほんブログ村
関連記事
スポンサーサイト



最終更新日 : 2019-06-17

NoTitle * by hirokun
こんにちは♪
いつも訪問&コメントありがとうございます。
こっちでは、ひな祭りは4月ですね。
地方によって、行事もずれるみたいですね。
お雛さまに蕎麦っては知りませんでした。
今や高級食。
昔は、ごくごく普通に食べれたから、行事にもなった
んですかね。
川柳は、ダジャレみたいじゃんか(笑)

NoTitle * by こま
にぽぽさん、こんにちは。

今回も「へぇ~~っ! そぉなんだぁ!!」と勉強になりました。
私の家は、兄・私・妹という兄妹構成なのに、雛祭りの思い出は一切なく。 T_T
ただ、なんとな~~く雛祭りというと、蛤のお吸い物というイメージだけあります。(TVとか漫画の影響なのかなぁ?)

日記を読みつつ「浅葱」という文字を見て新撰組を思い出しました。

NoTitle * by ROUGE
雛祭りにお蕎麦って知らなかった~
ちらし寿司とハマグリのお吸い物が定番だと思っていたら
色々なのね。

3月は別れと出会いの季節か~
そういえば切ない記憶も多いかも(^^;


NoTitle * by hisami
お蕎麦と葱のナマスですかぁ~
それはきっと!
お江戸の風習なのでしょうね~
この辺ではない風習です
さすが!お江戸です
今年はいつまで経っても~寒いね・・・・

NoTitle * by ソーニャ
潮干狩りというとGWのイメージが強いんだけど、
旧暦当時では、今日ほど寒くなかったのかしら??
キスは戦後、映画から知られるようになったと
聞いていましたが、下々の者でも自然と唇・・にが
あった訳ね。
それにしてもにぽぽしゃんの浅葱膾の美味しそうなこと。
ソーニャはサロンで頂いた金麦片手にエジプト料理の
煮込み作成中でございす。

NoTitle * by mu.choro狸
へぇ~勉強になるなぁ。
お蕎麦に浅葱なます・・・・そういえば私が子供のころに母がアサリなどでこのなますを作ってくれてました。
九十九里が近かったせいでいっぱい売りに来てたのですよ。
アサリもハマグリもいっぱい食べてたころでした。

今なら日にちが過ぎないように慌てて仕舞うのがせきのやまだけど、こういう事も3月にはあったのね。

NoTitle * by ようこ
こんばんは 膾は美味しそうだけど、首切りの最後の食事と思うと、ちょっと悲しいですね。
「口を吸い」 ちょっとリアルすぎるような… その後「口づけ」なんて言葉が生まれたのかな?

NoTitle * by サビオ
旧暦だと、お花が咲き始めるいい季節に雛祭りなんですね~(^^)
そして、浅葱鱠はじめてみました!!美味しそう♪
 
それにしても、「あさつきくさい 口を吸い」とは、なんとも切ないはずなのになぜがチョッと笑ってしまいますね(^^;


NoTitle * by タヌ子
毎年今頃は『日本は暖かくて羨ましいなぁ』と気温を見比べてますが、今年は完全に逆転。
日本の春はどこで道草を食ってるんでしょうね。
梅蕎麦、綺麗!
味も梅味なのかしら?
お江戸の頃の派遣さん達は次の働き口をどうやって探してたんでしょうね?
浅葱を食べさせたのは、女奉公人と若旦那に別れのキスをさせないためだったのかも(笑)

NoTitle * by イノぶた
知れば知るほど 奥が深い話やね~
梅蕎麦って綺麗だね!!
しかしながら・・・
川柳は 「なみだあめ・・・」は ふふふっって笑える話だけど・・・「ああつきの・・・」は ちょっと背中がぞわっとしましたわ!!

へぇぇ~ へぇぇ~ へぇぇ~ * by こまいぬ
30へぇぇぐらい いっちゃいそうだわ!
なんとツヤっぽいお話だこと♪
お雛様の節句となます、なんとも?な組み合わせだけど、
なるほどねぇぇ
あっ、アタシん地方ね、アタシが子供の頃ね、
(っていうと、かなり昔のことだけど)
お雛様とか七夕って、旧暦でやってたんだよ
今はもう、そんなことはないんだけどね

(。uωu。) * by あいりっしゅ
勤めていたころは
まだ色々な行事ごとがあったから
ああ卒業なのね
おお入学・入社なのね
なんて思ってたけれど
今となっては過ぎてから思い出す始末(○ω○;)

つい最近は
小学生が昼間に やたらと走り回ってるのを見て
ええっ春休みじゃん!
なんて思ってたとこでするよε-(;'д'A)

NoTitle * by まり
こんばんは。
お雛様にお蕎麦となます?
ちらし寿司に変わったのはいつごろなんだろう?

奉公先で始まった恋が葱の匂いでお別れかぁ^^
何か想像して笑っちゃった(*^_^*)

NoTitle * by MOMO
最近知ったのですが
私が浅葱とおもっていた 北海道の(母いわく)浅葱
実は西洋葱 別名チャイブ なんですって~
チャイブは聞いた事があったけど
わからんもんです。。

NoTitle * by サプリメント管理士
お雛様を仕舞う前に、お蕎麦と浅葱鱠をお供えするとは知りませんでしたぁ~^^
両方共、春を思わせるメニューですね♪
私の住んでいる地域は浜名湖が近いので、あさりの良いものが手に入ります。
春になると、ネギやワケギと一緒に膾(なます)=ぬたを度々作りますよ。
前の方のコメントで北海道のお話が出ていますが、
北海道のギョウジャニンニク(行者にんにく)でぬたを作ると、格別に美味しいですよ♪
北海道で牧場を営んでいる友人が送ってくれるのですが、
ネギとは違う ぬめりや香りが病みつきになりますv-218

NoTitle * by ちびた
こんばんは

梅そば、美味しそう。
季節感があっていいですね。

3月は出会いと別れの季節。大学が9月入学っていう話が
出ています。国際的な流れとしては理解できても、なんだか
ピンと来ないのは古くから日本の流れだったからかも
しれませんね。

旧暦 * by だんだん
そうかぁ、関東の習慣も本当に珍しく面白いことばかりです。
にぽぽ女史が、旧暦にも詳しくて頼りになります♪
ちらし寿司は分かるけど、浅葱なますですか、ユニークだわ!
出替わり奉公、すごく勉強になりましたが。
大体において、奉公という言葉自体が死後になりましたね。
義父など、丁稚奉公から番頭になった、明治人でしたけどね^^
あ、そうそう、田舎の雛祭りは「いが餅」がメインね。
何だろうねぇ、いつかお話しいたしますわね♪

NoTitle * by jitan
色合いがキレイなお食事ですねぇ。おいしそう♪
我が家でも、最近菜の花が食卓によく上りますが、春って風流♪なんて
思いながらいただいています♪

それにしても、ねぎの香りのキスかぁ。センチメンタル気分は吹っ飛びますね。ぷぷっと笑ってしまいました。

皆さまへ! * by にぽぽ
コメント沢山ありがとうございました!!
あっと気付けば、桜も終わってしまいました(^^;
そして、あれれーっと思うと、もう鯉のぼりが出ている時期になってましたーーー。
一日、一年がどんどん速くなって、なんだか慌ただしいです(涙)

Comment







管理者にだけ表示を許可

NoTitle

こんにちは♪
いつも訪問&コメントありがとうございます。
こっちでは、ひな祭りは4月ですね。
地方によって、行事もずれるみたいですね。
お雛さまに蕎麦っては知りませんでした。
今や高級食。
昔は、ごくごく普通に食べれたから、行事にもなった
んですかね。
川柳は、ダジャレみたいじゃんか(笑)
2012-03-25-09:09 * hirokun [ 編集 ]

NoTitle

にぽぽさん、こんにちは。

今回も「へぇ~~っ! そぉなんだぁ!!」と勉強になりました。
私の家は、兄・私・妹という兄妹構成なのに、雛祭りの思い出は一切なく。 T_T
ただ、なんとな~~く雛祭りというと、蛤のお吸い物というイメージだけあります。(TVとか漫画の影響なのかなぁ?)

日記を読みつつ「浅葱」という文字を見て新撰組を思い出しました。
2012-03-25-13:47 * こま [ 編集 ]

NoTitle

雛祭りにお蕎麦って知らなかった~
ちらし寿司とハマグリのお吸い物が定番だと思っていたら
色々なのね。

3月は別れと出会いの季節か~
そういえば切ない記憶も多いかも(^^;

2012-03-25-16:27 * ROUGE [ 編集 ]

NoTitle

お蕎麦と葱のナマスですかぁ~
それはきっと!
お江戸の風習なのでしょうね~
この辺ではない風習です
さすが!お江戸です
今年はいつまで経っても~寒いね・・・・
2012-03-25-16:41 * hisami [ 編集 ]

NoTitle

潮干狩りというとGWのイメージが強いんだけど、
旧暦当時では、今日ほど寒くなかったのかしら??
キスは戦後、映画から知られるようになったと
聞いていましたが、下々の者でも自然と唇・・にが
あった訳ね。
それにしてもにぽぽしゃんの浅葱膾の美味しそうなこと。
ソーニャはサロンで頂いた金麦片手にエジプト料理の
煮込み作成中でございす。
2012-03-25-18:38 * ソーニャ [ 編集 ]

NoTitle

へぇ~勉強になるなぁ。
お蕎麦に浅葱なます・・・・そういえば私が子供のころに母がアサリなどでこのなますを作ってくれてました。
九十九里が近かったせいでいっぱい売りに来てたのですよ。
アサリもハマグリもいっぱい食べてたころでした。

今なら日にちが過ぎないように慌てて仕舞うのがせきのやまだけど、こういう事も3月にはあったのね。
2012-03-25-20:21 * mu.choro狸 [ 編集 ]

NoTitle

こんばんは 膾は美味しそうだけど、首切りの最後の食事と思うと、ちょっと悲しいですね。
「口を吸い」 ちょっとリアルすぎるような… その後「口づけ」なんて言葉が生まれたのかな?
2012-03-26-00:55 * ようこ [ 編集 ]

NoTitle

旧暦だと、お花が咲き始めるいい季節に雛祭りなんですね~(^^)
そして、浅葱鱠はじめてみました!!美味しそう♪
 
それにしても、「あさつきくさい 口を吸い」とは、なんとも切ないはずなのになぜがチョッと笑ってしまいますね(^^;

2012-03-26-03:33 * サビオ [ 編集 ]

NoTitle

毎年今頃は『日本は暖かくて羨ましいなぁ』と気温を見比べてますが、今年は完全に逆転。
日本の春はどこで道草を食ってるんでしょうね。
梅蕎麦、綺麗!
味も梅味なのかしら?
お江戸の頃の派遣さん達は次の働き口をどうやって探してたんでしょうね?
浅葱を食べさせたのは、女奉公人と若旦那に別れのキスをさせないためだったのかも(笑)
2012-03-26-06:08 * タヌ子 [ 編集 ]

NoTitle

知れば知るほど 奥が深い話やね~
梅蕎麦って綺麗だね!!
しかしながら・・・
川柳は 「なみだあめ・・・」は ふふふっって笑える話だけど・・・「ああつきの・・・」は ちょっと背中がぞわっとしましたわ!!
2012-03-26-20:51 * イノぶた [ 編集 ]

へぇぇ~ へぇぇ~ へぇぇ~

30へぇぇぐらい いっちゃいそうだわ!
なんとツヤっぽいお話だこと♪
お雛様の節句となます、なんとも?な組み合わせだけど、
なるほどねぇぇ
あっ、アタシん地方ね、アタシが子供の頃ね、
(っていうと、かなり昔のことだけど)
お雛様とか七夕って、旧暦でやってたんだよ
今はもう、そんなことはないんだけどね
2012-03-27-23:44 * こまいぬ [ 編集 ]

(。uωu。)

勤めていたころは
まだ色々な行事ごとがあったから
ああ卒業なのね
おお入学・入社なのね
なんて思ってたけれど
今となっては過ぎてから思い出す始末(○ω○;)

つい最近は
小学生が昼間に やたらと走り回ってるのを見て
ええっ春休みじゃん!
なんて思ってたとこでするよε-(;'д'A)
2012-03-28-17:07 * あいりっしゅ [ 編集 ]

NoTitle

こんばんは。
お雛様にお蕎麦となます?
ちらし寿司に変わったのはいつごろなんだろう?

奉公先で始まった恋が葱の匂いでお別れかぁ^^
何か想像して笑っちゃった(*^_^*)
2012-03-28-19:57 * まり [ 編集 ]

NoTitle

最近知ったのですが
私が浅葱とおもっていた 北海道の(母いわく)浅葱
実は西洋葱 別名チャイブ なんですって~
チャイブは聞いた事があったけど
わからんもんです。。
2012-03-28-23:30 * MOMO [ 編集 ]

NoTitle

お雛様を仕舞う前に、お蕎麦と浅葱鱠をお供えするとは知りませんでしたぁ~^^
両方共、春を思わせるメニューですね♪
私の住んでいる地域は浜名湖が近いので、あさりの良いものが手に入ります。
春になると、ネギやワケギと一緒に膾(なます)=ぬたを度々作りますよ。
前の方のコメントで北海道のお話が出ていますが、
北海道のギョウジャニンニク(行者にんにく)でぬたを作ると、格別に美味しいですよ♪
北海道で牧場を営んでいる友人が送ってくれるのですが、
ネギとは違う ぬめりや香りが病みつきになりますv-218
2012-03-30-16:38 * サプリメント管理士 [ 編集 ]

NoTitle

こんばんは

梅そば、美味しそう。
季節感があっていいですね。

3月は出会いと別れの季節。大学が9月入学っていう話が
出ています。国際的な流れとしては理解できても、なんだか
ピンと来ないのは古くから日本の流れだったからかも
しれませんね。
2012-03-31-23:20 * ちびた [ 編集 ]

旧暦

そうかぁ、関東の習慣も本当に珍しく面白いことばかりです。
にぽぽ女史が、旧暦にも詳しくて頼りになります♪
ちらし寿司は分かるけど、浅葱なますですか、ユニークだわ!
出替わり奉公、すごく勉強になりましたが。
大体において、奉公という言葉自体が死後になりましたね。
義父など、丁稚奉公から番頭になった、明治人でしたけどね^^
あ、そうそう、田舎の雛祭りは「いが餅」がメインね。
何だろうねぇ、いつかお話しいたしますわね♪
2012-04-04-23:01 * だんだん [ 編集 ]

NoTitle

色合いがキレイなお食事ですねぇ。おいしそう♪
我が家でも、最近菜の花が食卓によく上りますが、春って風流♪なんて
思いながらいただいています♪

それにしても、ねぎの香りのキスかぁ。センチメンタル気分は吹っ飛びますね。ぷぷっと笑ってしまいました。
2012-04-07-20:10 * jitan [ 編集 ]

皆さまへ!

コメント沢山ありがとうございました!!
あっと気付けば、桜も終わってしまいました(^^;
そして、あれれーっと思うと、もう鯉のぼりが出ている時期になってましたーーー。
一日、一年がどんどん速くなって、なんだか慌ただしいです(涙)
2012-04-22-13:28 * にぽぽ [ 編集 ]